もくじ
「子宮卵管造影検査」ってどんな検査?
「子宮卵管造影検査」とは、造影剤を子宮内に注入し、
子宮の形、卵管の通過性を調べることができる検査です。
1.【検査の目的】
子宮の形、卵管の通過性を調べることが目的です。
子宮の奇形や子宮内膜に突出した子宮筋腫や子宮内膜のポリープの有無が分かります。
精子と卵子は卵管で受精しますので、
卵管の通りがよくなければ妊娠することはできません。
2.【検査時期】
月経開始5、6日目~10日目以内に行います。
3.【検査方法】
はじめに内診室で子宮内に造影剤を注入するためのチューブを入れます。
次にレントゲン室に移動し、レントゲンで透視しながら、
造影剤を注入して子宮の形状・卵管の通過性を調べレントゲン撮影を行います。
翌日も造影剤が拡散しているかどうかを確認するためにレントゲン撮影を行います。
(骨盤内の癒着がないかどうか)
4.【判定や効果】
子宮卵管造影で卵管の通過性が確認できれば、卵管の通過性は問題ないと判断します。
通過性が確認できなかった場合、100%通過性がないとは判断できず、
腹腔鏡検査をするかどうかを考慮することになります。
検査後に妊娠する確率が20%~30%くらいあります。
効果は6か月程度あると考えられています。
5.【副作用】
●疼通
●アレルギー反応(蕁麻疹)
●血圧低下
●呼吸困難
●甲状腺機能の低下(一時的に)
実際に子宮卵管造影検査をうけてみて
※上記の概要は私が通院していた病院でうけた説明です。
説明をうけて令和3年12月17日に検査を受けました。
内診室でチューブを入れるのは、少し下半身に違和感があるくらいでした。
その後、チューブをつけたまま
のそのそとレントゲン室へ歩いて行きました。
ちょっと歩きづらい・・・。
台の上に横になり造影剤が注入されると
子宮が風船でパンパンになるような今までに体験したことのない激痛が走りました!
(要はすっごく痛かったです)
事前に看護師さんに痛いんですか?と聞いていて、
「う~ん、、個人差がありますが、生理痛くらいという方もいますよ」と
言われていたので、あまりの生理痛とのギャップに衝撃でした。
時間としてはそんなに長くなかったですが、
痛みに耐えるのに必死だったのを覚えています。
レントゲン撮影が終わり、診察室に戻り先生と話しはじめたところで、
急に気分が悪くなっていきました。
「大丈夫ですか?」と聞かれて自分では「大丈夫です!」と答えましたが
先生の後ろについていた看護師さんが「顔色が良くないね」と近寄ってきて、、
そのときにフラついたのですぐに車椅子が準備されベッドがある部屋へ運ばれ
点滴や心拍数を測る機械をつけられました。
(このときの看護師さんたちのスピーディーな動きには驚きました)
気分が悪くなり、寒気もあり、あと尿意がすっごくあったのを覚えています。
トイレに行きたいと言いましたが、
「もう少し横になっていて、どうしても我慢できなくなったら教えてくれますか?」
と言われました。
横になって休んでいると自然と尿意は治まってきました。
2時間ほど病院のベッドで横になり、落ち着くまで休ませていただきました。
2時間ほど休んだら気持ち悪さもなくなり、
自分で車を運転して帰ることが出来ました。
いや~・・本当に冷や汗といいますか、苦しかったです。痛かったです。
でも、あくまでも個人差があるといいますので、
そこまで痛くなくあっけなく検査終了される方もいるそうです。
卵管造影検査の結果
検査の結果、卵管の奇形やつまりはないとのことでした◎
卵管造影検査のレントゲン写真
検査のレントゲン写真もプリントしていただけたので、
参考までに載せておきます。(なんだかお恥ずかしいのですが・・汗)
検査費用は?
この日のお支払いは、9,880円でした。
翌日の骨盤内の癒着のチェックのためのレントゲン撮影には、1,010円でした。
まとめて、卵管造影検査費用は10,890円でした。
まとめ
卵管造影検査は不妊治療を経験されている方であれば、検査されることが多いですよね。
個人差はあり、私は非常に痛みがありましたが
自分の子宮の状態をひとつ知る第一歩になり、
検査後は妊娠する確率が20~30%あると説明を受けていたので、
検査を受けて良かったと思います。